はじめに
金属3Dプリンターで造形できる金属材料はインコネル718、チタン64などがあります。
すでに海外では金属3Dプリンターを用いて部品の製造が始まっていますし、日本でも次世代の航空機エンジン開発に向け、金属3Dプリンターの導入から活用を含む、金属3Dプリンター技術の応用をさらに進めることを目的とし、GEアディティブと航空機エンジンR&Dセンターが契約したりと、地道にその技術を取り入れようと動いています。
また、アメリカ空軍は「戦闘機の部品を金属3Dプリンターで出力して調達する」という計画を試験的に導入していますし、イギリスでも大手航空宇宙企業が、、3Dプリンターの使用を増やし、製造工程のスピードアップや資金の節約、燃費の改善に取り組んでいます。
日本ではアメリカやヨーロッパのようにはいかないですが、航空機に部品を金属3Dプリンターで造形する話は少しづつ増えている状況です。
お問い合わせはこちらから
軽量化が鍵
航空機の世界では、より軽量化を進めることにより燃料消費を少なくすることに注力しています。
金属3Dプリンターを用いることにより最大55%の軽量化が進むと言われておりますし、各航空機メーカーでは金属部品製造の品質向上につなげる理由から金属3Dプリントを手掛ける企業に出資したりと海外では動きが活発です。
軽量化はまさに航空宇宙産業にとって「鍵」であり、1丁目1番地のプロジェクトと言えるでしょう。
しかし、軽量化は金属3Dプリンターがあれば出来ることではありません。軽量化を実現する設計ソフトがあって初めて実現するものです。
その最たるソフトウエアがAUTODESKのジェネレイティブデザインやAltairのInspireというソフトウエアです。
トポロジー設計を得意としたソフトウエアで、設計者の補完的なアイデア生成装置、またコンピュータを使ったインスピレーションの源としての 役目を担っています。
軽量を実現させるためには、これらのソフトウエアと、金属3Dプリンター、そしてそれらを使う技術が必要になってきます。
海外の動きに追随できるにように、いち早く金属3Dプリンターに着手し成果を上げていくことが今後の日本での航空機における金属3Dプリンターの努めなのだと思う。
金属3Dプリンターは今後ますます航空分野や航空宇宙産業でも使用されていくでしょう。
お問い合わせはこちら
相談窓口
金属3Dプリンター造形は、買えばすぐにできるわけではありませんし、買えば買ったでかなり高額な設備になりますのでリスクになる場合があります。
そんな場合に是非ご活用いただきたいのが金属3Dプリンター相談窓口です。
株式会社J・3Dでは7年の金属3Dプリンターの実績と技術があります。
いろいろな検証を行い品質の妥当性を評価してきたことにより医療分野での金属3Dプリンター品も形になりました。
多品種少量生産である航空宇宙の部品は、従来の機械加工のコストと金属3Dプリンターを比較すると、ほぼ変わらないと言われています。
しかし、弊社では価格競争の厳しい自動車産業で鍛え、コストを抑えた部品製作が可能です。
前項でもお話した軽量化のジェネレイティブデザインやトポロジー設計などの専門企業とも提携し一貫した製造で航空機業界に貢献できます。
お問い合わせはこちら