スライスデーター
3Dプリンターの世界ではよくつかわれる言葉にスライスデーターというものがあります。
スライス=薄く切ること。また、薄く切ったもの。 の事を指していますが、意味はそのままでして、切ったデーターをスライスデーターと言います。
写真は病院で使うMRI画像ですが、考え方は全く同じです。MRIは人間という立体物を核磁気共鳴画像法を使いスライスし、写真のようなデーターを作ります。
3Dプリンターでは3Dモデルデーターをソフト中でスライスしてデータ化します。スライスの間隔(ピッチ)は3Dプリンターによって、または使用する材料(推奨条件)によって異なります。
単純に言えばスライスデーターの間隔(1層のピッチ)が細かければ細かいほど再現性は高いですが、造形時間も長くなります。
スライスソフト
一般的な樹脂の3Dプリンターであればスライスソフトは付属されていることもありますが、ない場合は無償のものをダウンロードします。
無料のスライスデーターソフト
◆Cura
◆CraftWare
また3Dプリンター用で高度なCADソフトでスライス機能などを搭載した有償のソフト
◆Magics
◆Netfabb
などがあります。
いずれもSTLデーターであることが必須条件になります。
まとめ
3Dプリンターの造形品質は、STLデーターの品質と、スライスソフトでの設定などでも大きく変わります。
金属3Dプリンターの場合はスライス間隔が非常に細かいので(0.02~0.1)それなりのパソコンも用意する必要もあります。
また有償ソフトの場合はライセンス契約のものが多いので高額になることが多いので注意しましょう。