キャンプ企画第二弾
先日の初キャンプはバタバタしたものの、楽しく過ごせました。
キャンプ企画第1弾 キャンプ初心者が味わうドタバタ劇 (https://j3d.co.jp/business/blog48.html)
第一弾では書ききれなかったのですが・・肝心な話題「キャンプと言えばコレ」を試せずにいました。*メスティンで炊飯 (https://yamahack.com/564)
人にもよりますが、ある意味キャンプの醍醐味と言っても過言ではないのが
飯盒炊飯(はんごうすいはん)
キャンプでは同行者が炊飯をしてくれたので、私のメスティンは出番無しだったのですが、
そんなんじゃダメだ!やっぱ自分のメスティンを使って自分で炊いてみないとダメだ!
と思い、ある週末の時間があるときに自宅で試してみました。
メスティンとはアルミ製の箱型の飯盒です。ご飯を炊くための調理器具として発売されましたが、炊飯にとどまらず煮たり焼いたりとさまざまな調理に使える万能クッカーとして注目されているもの
用意したのは下記機材。
トランギア「メスティン ラージ」
(https://www.iwatani-i-collect.com/products/outdoor/item-18000.html)
エスビット「ポケットストーブミニタリー」
(http://iizukaco.co.jp/product/pocketstovemilitary/)
ニチネン「固形燃料 25gx3個パック」
(https://www.nitinen.com/category/4/)
加熱機材はガスバーナー、アルコールストーブ、固形燃料等々好みが色々分かれるところだと思いますが、個人的な意見ではありますが
ガスバーナーでは色気が足りない(効率的すぎる?)
アルコールストーブはなんか怖い(液体だから?)と言った気持ちもあり
検索すればするほど目に付く「自動炊飯」という素敵な単語に惹かれた結果として固形燃料を選択してみました。(*)自動炊飯=固形燃料に着火後に放っておくだけでご飯が炊けてるという魔法の様な調理法
ただ、固形燃料については、旅館の一人用鍋の保温用と言ったイメージが強く「あんなんで加熱とか、まして炊飯とかできるのかよ...」と思っていました。
この時までは・・・
調理法なんて大それたものは無く、米を洗う、水を入れる、吸水させる、加熱、蒸らしと自分の様な不器用人間でもできるたった5工程。
余裕ですね!
とばかりに意識はおかずへ。
吸水の30分の待ち時間の間におかずを作りながら、さあ加熱するかとスタンバイ。
万が一キッチンに熱が伝わると怖いよねって事で、使い古しの雑巾を断熱材代わりに下に敷いて固形燃料に着火。
なにせ自動炊飯ですので、ここからは何もすることが無いのです、ただ待つのみ。
と、思ったんですが
なんか思ったより火の勢いが強い・・
固形燃料って軽く見ていたけど、やっぱりしっかり火・・思ったより火がストーブの両側から出てるな、こりゃシッカリ加熱できそうだなと。
ん?
なんか加熱先がだんだん断熱材代わりの雑巾になっていってないか?
やばい
雑巾に燃え移ってる...マズイ。
どうしようどうしよう、と少し右往左往したのちここはキッチン、隣にはシンクなので、とりあえずメスティンを下ろして、火のついた固形燃料とストーブ、燃えさかる雑巾をまとめてシンクに放り込んで消火。
残ったのは水浸しの固形燃料とストーブ、そして丸焦げの雑巾・・・・
炊きかけのご飯はその後ガスバーナーで恐る恐る加熱して食べました。
ちょっと燃え移っただけにも思えるのですが...いざ目の前で雑巾に燃え移っていくときは思ったより焦ってしまうものでもっとテキパキ対応できるかなと思ったんですが、それが上手く行きませんでした。
火で加熱するので、熱の影響を気にしながら安全対策を行ったつもりでしたが自分の想定の先にまた違った危険が潜んでいたので、安全対策に充分は無いというのを痛感しました。
金属3Dプリンターでも、金属3Dプリンターが動いて作っているだけなので、パッと見危険な箇所なんて無さそうですが、金属製品なので落下危険、金属粉末なので粉塵爆発や火災の危険だったりと、思った以上に危険な箇所もあります。
そういった部分も経験として持っている弊社ですので(災害は起きていませんが)実際の金属3Dプリンター稼働時における安全重視点等のノウハウもこれから造形に取り組まれる方にお伝えしていければと思います。
何事も経験だと言いますが、危険については本当に経験してはいけない事だと思います。
*後日談ですが、メスティン炊飯はリトライして上手に炊けました。
どうやらこの時は燃料の量が多すぎたようです・・・ ショック・・・